2022年6月 新型コロナウイルスに関する生活者調査
6月の「生活自由度」は調査開始以来の最高値、63.5点に。 「行動の抑制」が引き続き緩む
博報堂生活総合研究所は2022年6月、新型コロナウイルスが流行している昨今の生活者意識や行動について「新型コロナウイルスに関する生活者調査」を実施しました(調査期間は6月2〜6日、対象は首都圏・名古屋圏・阪神圏の20〜69歳の男女1,500名。調査概要はPDFの4ページ参照)。
【調査前の状況】3年ぶりに緊急事態宣言やまん延防止等重点措置などの行動制限がないゴールデンウィークが終了。全国の新規感染者数は、連休明けにやや増加傾向を見せたものの、5月中旬から再び減少に転じ、そのまま月末まで減少が続きました。5月20日には厚生労働省がマスクを外してもよい場合を例示した「マスク着用の考え方」を発表。6月からは海外からの入国者数制限を緩める方針も発表されました。感染状況が落ち着きを見せ、人流も社会経済活動も活発化の機運が高まる中での調査です。
新型コロナウイルス影響下での「生活自由度」
暮らしの自由度について感染拡大以前の普段の状態を100点とすると、現在は何点くらいかをきいたところ、2022年6月は63.5点となりました。先月からは2.7pt増と3か月連続で上昇し、調査開始以来の最高値です。前年同月との比較でも9.2pt増と大きく上回っています。
新型コロナウイルス影響下での意識・行動
【不安度】は前月と比べて大きな変化はみられません。「人づきあいの変化」(37.5%、2.2pt減)、「自分や家族の仕事・収入」(57.7%、1.5pt減)などが微減した程度です。【行動の抑制度】はすべての項目で前月より減少しました。「不要不急の外出」(56.5%、5.6pt減)、「体験型エンタメ」(56.0%、4.8pt減)など。【行動の実施度】では前月から大きな変化はみられません。減少した項目では「混む時間を避けたり、来店頻度を減らした買い物」(50.3%、3.4pt減)、増加した項目では「家の中でできる運動」(41.7%、2.5pt増)など。
詳しくは、こちらのPDFをご覧ください。