2022年11月 新型コロナウイルスに関する生活者調査
11月の「生活自由度」は62.9点と微増ながら3か月連続で増加。「不安」は残りつつも、「行動の抑制」は引き続き緩む
博報堂生活総合研究所は2022年11月、新型コロナウイルスが流行している昨今の生活者意識や行動について「新型コロナウイルスに関する生活者調査」を実施しました(調査期間は11月4〜7日、対象は首都圏・名古屋圏・阪神圏の20〜69歳の男女1,500名。調査概要はPDFの4ページ参照)。
【調査前の状況】全国の感染者数は低下を続け、10月上旬には1週間平均で1日3万人を切るまでに減少しました。それと呼応するかたちで水際対策の緩和や「全国旅行支援」の実施、また生後6か月~4歳の子どもへのワクチン接種(乳幼児接種)開始など、社会活動を推進する様々な施策が進められました。一方、冬場に向けてインフルエンザとのダブル流行を警戒する専門家や自治体の動きが報じられる中、感染者数は徐々に増加し始め、11月初旬には、1週間平均で1日5万人超となる状況での調査です。
新型コロナウイルス影響下での「生活自由度」
暮らしの自由度について感染拡大以前の普段の状態を100点とすると、現在は何点くらいかをきいたところ、2022年11月は62.9点となりました。先月からは0.3ptの微増で、3か月連続の増加となりました。なお前年同月との比較では0.9pt増となっています。
新型コロナウイルス影響下での意識・行動
【不安度】は前月と比べて、「情報の不足や不確かさ」(60.7%、2.6pt増)、「行政の対応」(71.7%、1.9pt増)、「経済の停滞」(77.3%、1.8pt増)などが微増。【行動の抑制度】は前月から全項目で減少。「体験型エンタメ」(49.2%、4.9pt減)、「人とのボディタッチ」(62.7%、3.4pt減)、「旅行・レジャー」(55.5%、3.0pt減)など。【行動の実施度】では前月に比べて、「人が密集しない屋外でのレジャー」(40.0%、3.6pt減)、「感染対策商品や日用品の備蓄」(59.8%、3.1pt減)、「時差通勤・時差通学」(29.4%、3.1pt減)などが減少しています。
詳しくは、こちらのPDFをご覧ください。