育てるデジタル、信じるアナログ
両利き化する生活者
デジタル化が進む中で、アナログ的価値を再評価する兆しを分析。双方に価値を見出し両利き化させる生活者の姿を発表。
デンマーク在住 文化翻訳家
ニールセン北村朋子さん
デンマーク、ロラン島在住。 ラーニングジャーニーやワークショップの企画、講演、執筆。 京都芸術大学 食のデザインコース講師。 AIDA DESIGN LAB理事。
日本の人は新しくデンマークに来てパーティーをしたときに、新顔だし、「どこから来たの?」「こっちに加わって会話しない?」みたいに人から話しかけられることを期待するんです。でも、デンマークの人は、「あの人はパーティーのこの雰囲気をひとりで楽しみたい人なんだな」っていうふうに捉えちゃうんですよ。何も自分からアクション起こしてないから、そっとしておこうってなっちゃうんですよね。「※森のようちえん」でも、子どもがひとりで木の上に登ってぼんやり考えてるときとかは、先生も絶対そっとしておくんですよね。日本の先生が視察に来たとき、「どうして声を掛けないんですか」って言ったんです。デンマークの保育士さんは「ひとりでファンタジーにふけってる時間がものすごく子どもにとっては大事だから、ああいうときはそっとしておかないといけないのよ」って言っていて。逆に日本の保育士さんに、「どうして声を掛けないといけないって思ったの?」って聞いてたんです。日本の保育士さんは、「ひとりだとかわいそうじゃないか」って。そういうところでも、日本ではひとりはネガティブに捉えられがちなのかな。だから、何とかしなきゃいけないって思う。でも、デンマークでは、ひとりは選択している、それが必要な時間だからそうしているという感じで捉えているかもしれないですね。
※北欧諸国で始まったとされる自然体験活動を基軸にした子育て・保育・幼児教育、乳児・幼少期教育の総称
スペイン在住の生活者
ラブザワールドさん
コンサルタント会社に勤務。 ひとり旅の途中にスペイン人の現在の夫と知りあい、国際結婚。
これまで南アフリカ、シンガポール、スペインと住んでいますが、海外では誰かがひとりでいることに関心がないと感じます。日本にいると(「おひとりさま」や「ぼっち」など)名称を持って話の対象になったりする。日本でそれを気にするのはなぜなのか、興味深いです。 たまにスペインの義実家に滞在していると、家族の絆が強くて、基本的にはいつも一緒。ちょっとした買い物もついてくるってなるし、別の部屋にいるだけでも「今、リビングにいるからおいでよ」と言われることもあるくらい。だから、Me Time(自分のための時間)を取りたいときは、「今は〇〇に集中したいからしばらく放っておいて」と事前に伝えて部屋にこもります。 意識的にMe Timeが欲しいと思っているわけではないですが、ひとりの方がうれしいときはきちんとMe Timeを確保します。普段からそうしているので、ひとりの時間が取れずにストレスがたまることはないですね。
2024.05.20
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