生活者の意識・行動・価値観の時系列観測調査
「生活定点」1992-2018 最新調査結果を発表
旧来の考え方から自由な意識・行動へと向かう生活者
博報堂生活総合研究所では、生活者の意識や行動の変化から将来の価値観や欲求の行方を予測するため、同じ条件の調査地域・調査対象者に対し、同じ質問を繰り返し投げかける時系列観測調査「生活定点」を、1992年から2年に一度実施しています。
このたび新たに2018年調査を実施いたしましたので、2018年に“過去最高”・“過去最低”を更新した主な項目についてご紹介いたします。1992~2018年=平成初期から終わりにかけての調査データの推移からは、旧来の考え方にとらわれない意識や行動を示しはじめた生活者の様子が見えてきました。
また、2018年調査を受け、「生活定点」調査の26年間・約1,400項目におよぶデータを無償公開するWEBサイトも10月1日よりアップデートいたしました。データ分析が身近でない方にも、意外な発見や発想のヒントを得ていただきやすい各種コンテンツもご用意しています。
1. 2018年に“過去最高”を更新した主な項目
−[働き] 女性の上司のもとで働くことに抵抗はない:
2018年 69.8% (質問開始時点比 +36.3pt)
−[消費・お金] クレジットカードを使うことに抵抗はない:
2018年 58.7% (質問開始時点比 +30.7pt)
−[情報] 情報は自分で検索しながら手に入れたいと思う:
2018年 32.3% (質問開始時点比 +10.3pt)
−[恋愛・結婚] 外国人と結婚することに抵抗はない:
2018年 29.3% (質問開始時点比 +9.1pt)
−[交際] 人づきあいは面倒くさいと思う:
2018年 32.0% (質問開始時点比 +8.8pt)
−[働き] キャリアアップのためには、会社をかわってもかまわない:
2018年 48.3% (質問開始時点比 +7.1pt)
−[暮らし向き] 睡眠時間を増やしたい:
2018年 60.0% (質問開始時点比 +5.8pt)
−[食] コンビニの食品は私の食生活には必要だと思う:
2018年 20.4% (質問開始時点比 +5.8pt)
2. 2018年に“過去最低”を更新した主な項目
−[贈答] お歳暮は毎年欠かさず贈っている:
2018年 27.3% (質問開始時点比 -34.5pt)
−[社会意識] 貿易の自由化は賛成である:
2018年 20.1% (質問開始時点比 -28.0pt)
−[食] お米を1日に1度は食べないと気がすまない:
2018年 47.9% (質問開始時点比 -23.5pt)
−[消費・お金] 普及品より多少値段がはってもちょっといいものが欲しい:
2018年 30.6% (質問開始時点比 -22.8pt)
−[恋愛・結婚] いくつになっても恋愛をしていたいと思う:
2018年 29.3% (質問開始時点比 -20.6pt)
−[遊び] 家の中よりも、野外で遊ぶ方が好きだ:
2018年 25.5% (質問開始時点比 -19.9pt)
−[衣] 自分はおしゃれなほうだと思う:
2018年 12.9% (質問開始時点比 -9.8pt)
−[暮らし向き] 電車がくるのを待っている時間にイライラする:
2018年 68.0% (質問開始時点比 -6.7pt)
詳しくは下記PDFをご覧ください。