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生活新聞1981 - 2006

1981年から2006年まで、社内資料として発行されていた「生活新聞」の概要を掲載しています。「生活新聞」とは、生活者の日常を研究員が独自の視点で洞察・研究し、社会生活から日常生活のディテールまで、様々な手法を用いて生活に迫った研究レポートです。

  • 快感天気図

    現代の都市生活者は超過密空間の中でどのように快感を獲得しているのか。空間コミュニケーションの法則、空間マーケットのヒントを探ったものである。喫茶店、トイレなど8つの生活空間について、それぞれの空間の中での快適度を描いた「快感天気図」を紹介するとともに、「吹き溜まり原則」「離れ小島原則」「かぶりつき原則」という空間に関する3つの原則を抽出している。

    1984/12/17
  • 萬遊集/諸国漫遊記

    日本人の遊び方や遊び感覚の変化を知るために、全国タウン誌の編集者へのインタビューを実施。衣、食、住の中の遊び、その他の遊びの現状と今後の行方について、生の声を多数掲載している。また、遊び上手な人、遊び下手な人に対するインタビューと、いくつかのポジショニングから、「日常性」「対人性」「創造性」という遊びのエッセンスをあぶりだしている。

    1984/11/29
  • 銀座が変わる?!

    同年春にオープンした「プランタン銀座」、10月に同時開店した「有楽町西武」「有楽町阪急」の百貨店連合は、銀座の集客力、客層を大きく変えると期待されていた。半年間の銀座の街における若者たちの動線、街の回遊路の変化を比較してみると、典型的な大動脈タウンであった銀座の街が毛細血管型タウンへと変化している様子が明らかになった。

    1984/11/16
  • TAROの時代

    少子化が進展すると家には長男長女しかいなくなる、そんな時代をTAROの時代と呼んでいる。幼稚園から小学校、高校から大学、社会人へと成長していく時間に合わせて、マーケットは変貌を迫られていくだろう。競争を知らない子供たちが大人になってつくる社会は保守的で活力のないものになるかもしれない。様々な側面から、TAROの時代をキーワードで予想している。

    1984/10/30
  • MR.GAPPIE
    昭和ヒトケタ世代

    前半生に劇的な変革を経験し、その後180度の価値観の転換を強いられた昭和ヒトケタ世代。戦争を実践体験した明治大正世代とのギャップ、若い人とのギャップに苦しむ彼らをMr.GAPPIEと命名した。彼らは、意識は新しいが行動は古いという自分自身のギャップに戸惑っている。仕事、家族、遊びという具体的な生活行動をみても、意識と行動のギャップに苦しむ様子がうかがえる。

    1984/09/28
  • 海の家の経済学

    海の家を一つの商店街に見立てて、商店街の性格を決めるPF経済原理を明らかにしようとしたもの。片瀬江ノ島海岸東浜の海の家は「PLACE、PRICE、PERSON」という3つのPが支配している海の家商店街であるのに対し、鎌倉、三浦などに登場している「ニューウェーブの海の家」は「FEELING、FICTION、FEMINIME」という3つのFで奮闘している例だという。

    1984/09/07
  • 情報グルメ
    女と情報

    家庭の主婦たちは、世の中にあふれかえる情報の中からおいしそうな情報だけを巧妙に選り分け自分のものとして採り入れる「情報グルメ」へと変身した。現代社会を生きる術を教えてくれるライフ情報、井戸端会議のごちそうであるヤジウマ情報、知らなきゃ困るハウツー情報、知的欲求を満たすモノシリ情報という4つの情報タイプと、主婦たちが読みたくなる情報のツボをあげている。

    1984/08/15
  • シニセリング
    老舗の調査 東京・松本・京都

    分衆の時代には、限定されたマーケットに限定された高品質品を販売する老舗的な売り方(老舗セリング)、略してシニセリングに関心が高まっている。老舗は拡大主義でなく、伝統的な価値伝承があるため神話性があり、真珠のような成長の仕方をする。また人間的魅力にハイテクを取り込んだ高度なハイタッチ、風土という苗床が育む限定性もシニセリングの魅力となっている。

    1984/07/31
  • ニューヨーク/東京 時差通信

    東京よりも1年先に進んでいるといわれるニューヨークのルポから、二都市の特徴を比較している。「街はずれ」が「街」になるまでの5ステップの進化論、街はずれで流行しているCHARMing(COOKIE、HEALTHY、ALONE、REFUSE、MIS-MATCH)な店の特徴、大阪に似ているニューヨークのコミュニケーション、15のキーワードを通してみる二都市の比較がある。

    1984/06/29
  • シンデレラ・ミセスの冒険
    主婦の夜遊び

    主婦の昼間の余暇マーケット増大という背景のもと、未開拓時間である夜の主婦の外出の実態を探る。夜間外出頻度の高いシンデレラ・ミセスは少数派だが、女性の半数は肯定している。夫はミセスの夜の外出を快くは思っていない。夜のミセス来店が増えた店としては、ミセスの長居と他人の迷惑を考えないおしゃべり、勘定の細かさに困っているというのが現状のようだ。

    1984/05/31
  • 大衆王朝の崩壊
    分衆戦国時代

    1955年から1984年までの「大衆王朝」の栄枯盛衰と「分衆現象(大衆崩壊現象)」を具体的な事実でみている。分衆の時代の生活者は良い・悪いという絶対尺度ではなく好き・嫌いの相対尺度を価値基準とし、異質なものを許容する。家族は外への思考が強い個人の集合体となるという。生活者の消費行動の変化は、市場形態、生産流通のあり方、ひいては社会構造にも大きな影響を与える。

    1984/05/24
  • NEW POOR
    疑似貧乏 都内600人貧乏度調査

    9割が中流という時代の中での、人々の「貧乏」観を調査した。「貧乏」「ゆとり」という2軸でみると、もっとも大きなグループを形成しているのは住宅ローンや教育費などの高額支出をかかえた新しい貧乏「ニュープア」であることがわかった。ニュープアは、高感度低価格商品を好み、一点豪華主義というより全点主義、チープ&シックを求める賢い消費者という特徴がある。

    1984/04/27
  • 女の時代の光と影2

    世の中の変化に大きく揺れ動く女たちの願いと夢を明らかにした。「いい女」「人望獲得」「自己啓発」「内助の功」「主婦業邁進」「子育て専念」「家内安全」「健康」「夫婦円満」「友達母子」という良妻賢母のいじらしい10の願望と、「夫婦対等」「自由と自立」「主婦労働短縮」「脱マンネリ」「経験伝授」「しなやか」「いきいき」という新しいタイプの7つの夢を紹介している。

    1984/03/31
  • 女の時代の光と影1

    女性を取り巻く環境が激変し、求められる役割が変わる中で、一般の主婦がどのような不安を抱いているかを明らかにした。子の教育、社会での存在感、夫への不満、老人問題という不安を抱えながら、主婦たちは既存モデルであった良妻賢母の幸せと自立への焦りで戸惑っているという。その他、不安主婦のグループと平均女性の差、女性を不安に落としこむ5つの悲劇をあげている。

    1984/03/30
  • ヒ・ル・ネ・ダ・イ・ス・キ
    現代大学生気質

    「普通の」大学生の意識を明らかにした。彼らは「ひとなみ意識」が強く、同好会的な団体行動を好む。また楽しい会話とスポーツは必要条件、「ネアカブリッコ」を演じ、「イチオウ」という言葉で上手に世渡りする様子は、「大学生活=社交界」であることをうかがわせる。「今の気分」と「恥意識」をきくと、「○○らしさ」にこだわらないソフトウェーブ社会第二世代の特徴が浮かび上がる。

    1984/02/29
  • カエルコンプレックス

    「大人になりたい、なりたくない」「大人に憧れる、嫌悪する」という微妙な気持ちを「カエルコンプレックス」と呼ぶ。これには大人体制に体当たりをする破壊型、無関心を武器に私生活に沈潜する逃避型、マニュアル通りに大人をまねる羨望型の3つがある。若者は大人の「サイフ・ワイフ・ライフ」に、大人は若者の「無垢、無理、無限」に、それぞれコンプレックスを抱いている。

    1984/02/17
  • ねずみ年はねずみ色
    生活予報1984紹介号 際が消える 無境界現象

    84年の気分を黒より楽観的で、暗さもあるライトグレ−と表現。84年の行方を知る4つの予言書の紹介号。様々な分野で境界線が失われるという「生活予報1984−無境界現象」。女心を明らかにした「不安−女の時代の光と影」。ソフトでしなやかな時代をといた「ソフトウェーブ-未来潮流と先導集団」。新聞雑誌の正月号を分析した生活四季報・冬号「オピニオン'84」。

    1984/01/24