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生活新聞1981 - 2006

1981年から2006年まで、社内資料として発行されていた「生活新聞」の概要を掲載しています。「生活新聞」とは、生活者の日常を研究員が独自の視点で洞察・研究し、社会生活から日常生活のディテールまで、様々な手法を用いて生活に迫った研究レポートです。

  • 生活予報2001発刊
    疎の幸福論
    少子高齢化を発想転換する

    『生活予報2001 疎の幸福論』発刊特集号。21世紀日本にとって最大の問題である少子高齢化をテーマにした。悲観論が多い中で、生活総研はむしろこれを前向きにとらえ、日本が密から疎の社会に向かうことによって生活者に起こりうる変化を予測している。交齢化・交性化・交域化・交時化といった「融合と共生」のベクトルが働くことにより疎の幸福がもたらされる。《331号》

    2000/12/12
  • 関係の環境問題 Coming Soon Cue-3
    ベットサイドコミュニティと暮らす

    未来から今日と明日を捉え直すカミングスーン第3弾。目下WEB上で展開されている、地球市民として参加できる興味深いプロジェクトをいくつか紹介している。コンピュ タ用語的には「分散処理」にあたるこの方式によれば、国籍・性別・年齢・職業を問わず何時でも誰でもインターネットを通して世界を動かすことが可能だ。《330号》

    2000/11/30
  • 生活定点2000紹介号
    悲嘆にくれる生活者

    「生活定点2000」の紹介号。8回目の調査となる2000年版では、社会の全体像は、最悪の時期は通り抜けたものの、今後の見通しが立たず、悲嘆にくれている状態にある、としている。《329号》

    2000/11/13
  • 矢印くん
    出口をさがす物語

    出口の見えない日本。個 人もまた暗がりの中でおのれの出口を探している。最新の生活者調査をベースに、一人の少年の彷徨を寓話的に綴った異色レポート。漠たる不安や不満の核心はなにか、夢はあるか、あるとすればそれはどんなものか。見えにくいものの輪郭が姿をあらわしてくる。《328号》

    2000/10/31
  • ぼくらはみんな、ダサいんだ

    言葉として「ナウい」は消えたが、同時期(1979年頃)出現の「ダサい」は残った。以来今日まで人 はダサいといわれることへの恐怖感を抱きつつ生きている。ナウいがバブルとともにはじけた結果、ナウいものを求めるよりは、ダサくないもの=非ダサなものを求めはじめたようだ。いま、何が非ダサかに迫った。《327号》

    2000/10/20
  • 増殖か? ピボット・ハウジング!
    持ち家を貸しながら転住する人

    バブル崩壊後の住意識を探った。賃貸住まいをする人たち「ヤドカリ族」の持ち家志向は依然根強いものの、ローンに縛られ生涯定住するよりは、自己のライフスタイルにあわせて自由に住まいを変えたい欲求も一方にはある。そこで考えうる新しい住まいかたとして、しっかりした住宅を自分で持ち、それを他人に貸しながら、家賃収入で転住を繰り返すという、いわばピボット的ハウジングの可能性を模索してみた。《326号》

    2000/09/29
  • 生きることをDIYする時代 Coming Soon Cue-2
    強く自由であるためのパ ソナルエネルギー

    318号「生きることをDIYする時代の続編。風力発電やソーラ システムなど、いわゆるパーソナルなエネルギー の現在とこれからの可能性を語りながら、そのことによって人の生きかたや考え方がどんな風に変わっていくかを考察している。《325号》

    2000/08/23
  • リアルのデザイン
    ロケハン取材ノー ト

    Hill booksの第9号を発刊する過程で行った取材・撮影を通して得たリアルな情報を、できうるかぎりリアルなままにレポー トしようと試みた。形式はポラロイド写真とそれに添えた手書きのメモのみだが、日常的に加工された情報と接することに慣れてしまったものの目には、それらがなんと新鮮でインパクトある伝達力を持つかを思い知らせてくれる。《324号》

    2000/07/31
  • 調査年報2000紹介号
    21世紀を組み立てる生活部品調査

    「調査年報2000」のテーマは生活部品。人の暮らしを取り巻く要素を、能力や人間関係など目に見えないものも含めて[生活を組み立てている部品]ととらえ、調査と分析行っている。人 が21世紀の生活を組み立てる上で必要としている部品はなにか。報告書の要点を新聞で紹介した。《323号》

    2000/07/05
  • ソワサンタン
    定年退職する女性たち

    男性に比べたらまだまだ少数ではあるものの、定年を迎えて退職する女性が増えている(20年で10倍増)。この数年間に定年を迎えたソワサンタン(60歳代)6名の来し方行く末をうかがった。彼女たちの定年までの道のり、定年の日のこと、定年後ライフで言えることは、定年男性に比べ、ことごとく正反対の様相を呈している。《320号》

    2000/06/06
  • project i

    団塊の世代のアフター定年が現実味をおびてきた。10年後をめざして半移住(semi-immigration)計画を目論んだその体験記と、最近定年を迎えた男性の島巡り道中記とを収載して、新定年(予備軍)族の実態を探った。ポイントは自立の気概(independence)でありなぜか島(island)であり、自己の主体性(i)である。《319号》

    2000/05/23
  • 生きることをDIYする時代 Coming Soon Cue-1
    全ての人のたしなみとたのしみとしてのプログラミング

    生活新聞の枠内で別館的に試みる特別版。生活新聞が、主としていまを通して明日を考えようとするのに対し、ANNEXでは近未来からいまと明日を捕え直そうとする。第1回目は「生きることをDIYする時代」。iBookを手にプログラミングの世界を彷徨する女性の、意識の流れを追った。《318号》

    2000/04/28
  • 成熟クルマ論

    クルマが成熟期にさしかかっている。それは、その商品の購入すること自体に、ときめきや感動がなくなってくることでもある。買い替えひとつをみても、積極的な意向よりは、シブシブあるいはやむなく派が目立つ。クルマ不要派が大勢を占めてしまう前に、クルマの目指すべき方向は「玩具の顔をした道具」ではないだろうか。《317号》

    2000/04/21
  • 知育から意育へ

    「国際社会先進国」であるヨーロッパの子育ての実状を取材した。個の確立、他との違いあるいは共存を認識させることに主眼を置くヨーロッパの幼児教育。それは、日本的な知の育成ではなく、豊かな感性や強い意志をはぐくむ「情育」であり、「意育」である。《316号》

    2000/03/31
  • 五媒体論

    インタ ネットの導入率が30%に到達しそうだ。今後は既存の四大メディアに比肩しうるパワー 、第五のマスメディアとしての地位を獲得するのは間違いない。時間接触量という視点から既に導入済みの人たちを調査した結果、予想以上に多くの時間がWEBの閲覧とE-mailの送受信に費やされており既存のメディアを食っている。《315号》

    2000/03/15