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生活新聞1981 - 2006

1981年から2006年まで、社内資料として発行されていた「生活新聞」の概要を掲載しています。「生活新聞」とは、生活者の日常を研究員が独自の視点で洞察・研究し、社会生活から日常生活のディテールまで、様々な手法を用いて生活に迫った研究レポートです。

  • 80年代の街を変えた東京の3大欲望

    欲望1.食(カフェバー)欲望2.衣(DCブランド)欲望3.性(ノーパン喫茶)。この3大欲望はあの「なんとなくクリスタル」で目を覚ました。この3大欲望を吸収する街が「渋谷」である。池袋、銀座、青山、代官山も話題になりながら若者パワーがもてなかったのはこの3大欲望すべてをもてなかったからだ。3大欲望が「渋谷」をどう変えたか。継続的観察と実地調査でその実態を報告。

    1989/12/25
  • 40代フォッサマグナ

    表面的には同じに見える40代だが、OLD40代とNEW40代に大きな断層が。これを40代フォッサ・マグナと名付けた。モーレツの香りと新人類の香り、麻雀・ゴルフのOLD40と漫画ファミコンのNEW40。家族一緒に行動したいOLD40、一緒にしてもいいよのNEW40。40代の仕事、余暇、趣味、遊び、家庭の意識と実態から「フォッサマグナ」を報告。

    1989/11/20
  • 《同センスHAVE》作戦

    H=ハード、A=アメニティ、V=バイタリティ、E=エンクロージャ、の4要素を配慮して、同じセンスを集積することが、地域開発の方向であるという指摘。その具体的手法として外国文化、地域文化等、各種文化を具体的に提示。さらにHAVEによる進め方にも言及している。湯布院、釧路、長崎オランダ村等々の現地取材の写真も興味深い。

    1989/10/20
  • 流行性観光
    3泊4日リゾートの生態学

    リゾート事業特集。モノ消費に遅れること15年の時間消費の分析。非日常的空間の演出、インフラを実地調査による報告。リゾート生活のベースキャンプとしてのホテルを「リゾート・ベース」として、豪華客船の旅を「動くリゾート」として捉えた。しかし、これらの開発、資本の投下はシーズン性に影響されるために客の平準化が課題であり、地元への影響も問題となる。

    1989/09/20
  • 昭和ヒンドソング
    昭和の歌2700曲分析……6万語が語る昭和

    歌は時代を映す鏡。昭和の歌2700曲、6万語を分析。あなた、夜、恋、私、愛など、よく使われている言葉のベスト50を紹介。このほか、英語、地名、身体の部分、色、等の集計もある。
    昭和10年代から20、30、40、50、60年代と年代別分析も行っていて、戦前戦後、復興期から高度成長期、さらに安定成長期、現在と時代の変遷と歌詞の関係を分析。

    1989/08/18
  • オジシン、ありますか?
    オジサンの自信

    OLが「オジサン」と思う年齢は37.5歳。サラリーマンがそう思うのは41.8歳。そのオジサンは意外に自信を持っている。肩書きが無くてもゼロじゃない、オジサンはダサイが、俺は違う。忠告? 余計なお世話だ! オジサンに無いのは時間と金だけだ、女、子供よ、バカにするな! 日本は俺で持っている!等々、会社、家族への義務感にもふれたオジサンの本音に迫る。

    1989/07/20
  • 通リスト
    旅慣れた人はファッションも違う

    1988年の海外旅行者数は843万人に達した。しかし、海外旅行のファッションに対する評価は「スマートでない」と厳しい。
    旅行時の服装選びのポイント、ファッションで心がけることに加え、することしたいことなども調べ、男女別、ハワイ編、ヨーロッパ編のファッション具体例を絵にして示してもらった。「時間×ファッション×空間」という考え方も紹介。

    1989/06/20
  • 井の中リッチ

    日本人はほんとにリッチか? 現在も日本で働いているEC研修生OB22人に聞いた。結果、外国人が見た日本の貧しい部分とは「家・暇・価」。豊かな部分とは「安・電・カー」であるという厳しいご意見。見た目が大切な日本人。お金だけで豊かさを測りたがる物質主義者。消費も日本人は気分消費型、ヨーロッパは人生消費型でストック志向が強いという分析。

    1989/05/20
  • テクノロジー女論

    テクノロジーの進歩は美人の歴史に似ている。今は普通の美人、つまり生活文化として民主化の時代を迎えようとしている。そんな中にあって「本当に生活者に受け入れられるテクノロジーとはなんだろう」。その答えを、生活者の意識の窓を覗くことで探ってみたのが「テクノロジー女論」。「男的でゴツゴツしていたテクノロジーよ、ツルリとまあるく女的になあれ」という提案。

    1989/04/20
  • 半生モノ

    豊かさ社会が「半生モノ」を生む。「半生モノ」とは、「一生モノ」と思って購入しても、寿命の半分も立たないうちに、あえなく「お引き取り」願う商品である。「半生モノ」の実態とその買い物行動について調査結果とそのマーケティング(ECブランドを狙え、お道具主義を捕まえる、お水クリーニングを探せ、自然に帰れ、フロー長寿)を考えるヒントを付した。

    1989/03/20
  • ミセス予報1989
    トレンド5

    わかりにくいといわれる主婦の考え方と行動。その主婦のこころのひだを探り、5つのトレンドとしてまとめた。
    1.さらなる感動を求めている。感動したい理由、少なくなった理由、多くなった理由。感動したモノ、コト。このほか、2.「ゆとり作り」に本腰を入れる。3.家政改革に踏み出す。4.「才・職・健・美」を目指す。5.さらにネットワークを広げる。

    1989/02/20
  • 感動と家族の年 
    生活予報1989紹介号 感動ホルモン
    調査年報1989紹介号 家族

    生活予報89「感動ホルモン」と調査年報89「90年代家族」の紹介号。はじめて効果、時間効果、超越効果、連帯効果等、飽和社会の新活力は「感動」だとしている。調査年報は「家族」をとりあげ、「お金の流れが家族を変える」ことを指摘。収入拡大による権力増大、サイフ分化、家族の個人化、親のストックによるゆとり拡大、妻の就業、金縁強化による絆縁深化にふれる。

    1989/01/20