みらい博2017「好きの未来像」
これからの社会への提言熱動資本を活かそう
生活者の[好き]の「生みだす・巻きこむ・身をたてる」への変化は、生活者が思いを持つだけでなく自らアクションを始めるという意味で、「熱意から熱動へ」と捉えることができます。そして、私たちがこれからの社会へ提言したいのは、「熱動資本を活かす」という考え方です。これは、社会の原動力となる「資本」として、企業が持つ資金や設備に加えて、人びとの「熱動」を活かそうということです。
それでは、熱動資本が活かされた未来の社会とは、どんな姿なのでしょうか。ここからは、考えられる大きな社会像を提示するとともに、より具体的にイメージしていただけるよう、そこでの生活者の暮らしの未来像を、製品/働き方/カルチャーなどのカテゴリー別にご紹介します。
サービス
第2お客様窓口
クレーム対応だけではなく、熱狂的なユーザーとの接点になって、称賛への対応やさらなる満足を提供するための 「第2お客様窓口」を持つ企業も現れる。電話やSNSだけでなく、訪問可能なサロンをオフィスに設けてリアルなコミュニティも運営し、ユーザーとの絆を深めていく。
ココほれコンシェル
ファン同士がやり取りを楽しむコミュニティに「在席」させることで、その場の話題に適した情報を自動的に見つけてくれるAI。膨大なデータベースからコアなファンさえも見落としていた情報を掘り出し、コミュニティメンバーに知らせてくれる。
スキマ産業
[好き]のジャンルがどんどん細分化し、かつ広大になっていくにつれ、どこの何が未開拓なのかが判別不能になっていく。そこで、[好き]の未開拓ゾーン=「好き間(スキマ)」を教えてくれる玄人向けの情報コンサルAIが登場。領域の希少性を踏まえて、攻めどころを探してくれる。
ブートキャンプ 基礎編
手っ取り早く新しいことを好きになりたいという人向けに、基礎的な知識や技術の習得を目的としたブートキャンプスタイルの[好き]スクールが登場。3日間や1週間など希望の期間で集中的に詰め込むことができ、これさえ終了すれば「○○好き」を名乗れるレベルに。
より詳細はこちらの書籍にて!